概要
懐かしさのあるファンタジー×ヒューマンドラマ群像劇!
最後のドラゴンの死によって、千年の平和を享受してきたファランティア王国は戦火に飲まれ、一人残された竜騎士は家族の裏切りにあいながらも託された使命のため旅立つ。二つの軸を複数視点で描く長編群像劇。生き残るべきは誰か、死すべきは誰か、そして忘れ去られるべきは誰か。盟約暦一〇〇六年の冬、〈王都の戦い〉は光の竜騎士の出現とともに終結し、物語は歴史の一ページとなる。
★各話タイトルになっている人物視点の三人称となります。視点人物の認識は地の文でも確信的な書かれ方をしますが、叙述トリックみたいな事は意識していません。出来事単位のまとまりよりも時系列を優先しています。
★もう少し詳しいお話の流れは各章冒頭の「ここまでのあらすじ」を参照下さい。なお、若干のネタバレを含んでいます。
★小説家になろう様、
★各話タイトルになっている人物視点の三人称となります。視点人物の認識は地の文でも確信的な書かれ方をしますが、叙述トリックみたいな事は意識していません。出来事単位のまとまりよりも時系列を優先しています。
★もう少し詳しいお話の流れは各章冒頭の「ここまでのあらすじ」を参照下さい。なお、若干のネタバレを含んでいます。
★小説家になろう様、
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!読み終わって、ため息しかでないほど面白い
タイトルとあらすじに惹かれて読みはじめ、冒頭の一話目から、「これは絶対に面白いやつだな」と確信。中盤くらいまではぽちぽちと楽しみに読んでいましたが、後半は止まりませんでした。
面白い本を読み終わったあとの、あの完全に抜けきっていないような幸福な感覚とさみしさを、久々に味わいました。
守護者たる竜を失った王国の滅亡までのお話。それと、竜から託された盟約を果たすために旅をする、最後の竜騎士のお話。とにかく物語自体の引きこむ力がすごくて、登場人物たちにふりかかる出来事にハラハラし、家族愛や友情、妄執に似た関係性にもつい感情移入してしまう。そしてしだいに、お気に入りのキャラたちは物語の最後にどう…続きを読む - ★★★ Excellent!!!あまりに濃密な物語世界に酔いしれること必至(二日酔い注意)
まずはこの作品に対する評価(★、PV、フォロワー数)は、一切気にしないでいただきたい。
そしてお手軽で気楽な読み物を期待しているなら、最初からこの作品に近づかないことだ。悪いことは言わない、火傷では済まないだろうから。
断言するが、この作品は圧倒的な高みにある。
揺るぎない文章力、大胆にして緻密な構成力、考え抜かれた細かな考証。
どれをとっても一級品だ。
作者の剛腕ぶりに、読者はただ打ちのめされ、引きずり回される。谷底に突き落とされる。組み伏せられ、泣き叫んで許しを乞うても、作者は容赦しない。
ボロボロになって、涙と鼻水を垂らしながら、それでもこの物語から逃れることができずに読者はひたすら…続きを読む