読み終わって、ため息しかでないほど面白い

タイトルとあらすじに惹かれて読みはじめ、冒頭の一話目から、「これは絶対に面白いやつだな」と確信。中盤くらいまではぽちぽちと楽しみに読んでいましたが、後半は止まりませんでした。

面白い本を読み終わったあとの、あの完全に抜けきっていないような幸福な感覚とさみしさを、久々に味わいました。

守護者たる竜を失った王国の滅亡までのお話。それと、竜から託された盟約を果たすために旅をする、最後の竜騎士のお話。とにかく物語自体の引きこむ力がすごくて、登場人物たちにふりかかる出来事にハラハラし、家族愛や友情、妄執に似た関係性にもつい感情移入してしまう。そしてしだいに、お気に入りのキャラたちは物語の最後にどうなっちゃうんだろうと心配になってきます……もっと旅が続けばいいのに……。

ハイファンタジーはもう読み飽きたという人や、このジャンルをあまり読まない人にもぜひ読んでほしい。

それにしても、なんで星は三つまでしかつけられないんだ!



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