勲章に値する

 人生のロスタイム。作中で用いられたその言葉を、平均寿命の半分はとうに過ぎてしまった私も良く考える。
 最初は少々漠然としていた旅の動機が、とある『事件』から次第に固まっていく様子が面白い。まるで、一人の人間の人生自体を暗示しているようではないか。
 詳細本作。