第22話 関連小説(全力で乗っかれ!)

 さて、関連小説です。

 今まであんなり気にしてなかったのですが、当たれば意外と効果がありそうなので解析しておきます。



 とりあえず先人のご意見を伺いましょう。


カクヨムやグーグルアナリティクスを使ってみて気がついたこと

/あさかん

見落とされがちな読者誘導線『関連小説』について

https://kakuyomu.jp/works/1177354054883409598/episodes/1177354054891622185


以下引用


 注目の作品にもランキングにも更新情報にものってないのに、どうやってご新規さんが自分の作品に辿り着いたのか?


 その答えこそ、エピソードタイトルにもあります『関連小説』なのです。


引用終わり


 とのことで、意外と効果がありそうなのですよ。関連小説と言えば、ページの末尾に表示されるあれですね。小説トップのあれはまぁおまけ程度だとは思うのですが、メインはおそらく小説の最新話に表示されるものかと思われます。


 連載小説だと最新話以外は次の話へのリンクのみが表示されますが、最新話だけはレビュー用のリンクなどが表示されたさらに奥に関連小説として他の作者の小説が表示されます。


 確かに人気作の関連小説に自分の作品が表示されたら宣伝効果はかなりのものですよね。最新話を読んだ後、次は何を読もうかと思っているところに関連小説として表示されるわけですから。


 だからってこれを狙って表示させることができるのかと言う話ですよ。もちろんのこと、できなかったらこのカクヨム解析学の名が泣きます故。表示される確率が高くなる方法を考えます。


 上記のあさかん氏はタグやジャンルなどが重要なのではないかと推測されておられました。


 と言うことで私もいろんな作品を見て回った結果。


・同じタグが付いている

・同じジャンル

・同じ単語が使われている


 と言うような傾向が見てとれました。


 タグはまぁわかりやすいですよね。

 同じジャンルというのもわかりやすいです。

 

 と、ある程度の目星は付けたんですが、どうにもそう簡単ではないようなのです。というのも、本「カクヨム解析学」に表示されている関連小説5件の内4件がカクヨムロイヤルティプログラムに関するエッセイなどなのですが、それらの小説のタグ付けは本作と全く合致しないのです。


 確かにカクヨム解析学でもロイヤルティプログラムのことは取り上げては居るのですが、文字として出てくるのは文中とサブタイのみです。


 はてそれならばサブタイまで考慮対象になっているのかとも思いましたがサブタイは検索にも引っかからないので関連小説のアルゴリズムだけそんなに難しいことをしているとも思えません、もっと単純で、タイトルなのだと思います。



 詰まるところ、「カクヨム」解析学と「カクヨム」ロイヤルティプログラムのカクヨムを関連させているだけなのでしょう。


 また、PC版ではほとんどの場合5作が表示されますが、この中でも二種類の系統が存在します。左から3作程度は固定枠となっていて、週間ランキングなどから決められた作品が表示されると推測しています。


 ただでさえ週間ランキング上位という太い導線を持っているのにさらに関連小説にも常時表示されるなんて美味しい話ですね。じゃあどうやって週間上位に食い込めばええねんっていうね。カクヨムの闇を見た気分です。


 そして、左側の2作程度は別枠で、週間枠が一日中固定なのと違って絶えず表示される作品が変わります。ここが狙い目です。この枠を眺めていると、あることに気が付きました。

 

 新着と表示されている事が多いのです。


 これは推測ですが、この枠は似たようなタグを持っている作品の内新規エピソードが公開された作品が優先して表示されると思われます。実際、私がした実験でも新規エピソードを公開した時に表示されました。


 これはとても重要なことで、カクヨムでは全く意味の無い新着というものが意味をなすのです。つまり、ここで初めて新規エピソードを公開する時間に意味が出てきます。

 

 おそらくは新着という表示が付く数時間が大事で、人の多い時間帯に投稿した方がいいかもしれません。もちろん、ライバルが少ないタグ付けをした上ですが。




 ということで、ここからランキング上位作の関連小説に表示される為の戦略を考えてみます。


 まずはタグです。例えばトップページにリンクが張られるようなタグだとみんなが使っているのでライバルが多すぎてしまいます。だからこそ、ランキングトップ勢の中で珍しいタグを使っている人を狙います。


 例えばいまだとぶんころり先生の作品が週間上位にあって、さらに「マリオネット」という珍しいタグを付けられています。おそらくマリオネットが一致するだけでは足りないので、もう数個同じタグを付けた上で新規エピソードを公開することで関連小説の枠に入ることが出来ると推測されます。


 タイトルも重要で週間ランキング上位作のなかで珍しい言葉が入っている場合はその言葉をタグやタイトルに入れてしまうのもありかもしれません。とりあえず全力で乗っかっていくスタイルですね。



 タグ付けですが、今のところ前日の24時までに変えておく必要があるのかどうかについては不明で、まだまだ研究中なので詳細が分かれば報告します。


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カクヨム解析学 箱守みずき @hakomori

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