見落とされがちな読者誘導線『関連小説』について
みなさんこんにちは、あさかんです。
暮れの祭典カクヨムコン5の予告が始まってTOPページの新作欄や、皆さんの通知アイコンにもフォローしている方の新作がどんどん出てきていることだと存じます。
それに際しましてカクヨムの使い方や小説執筆についての考察記事もかなり読まれるようになってきました。今回のカクヨムコン5に向けて初めてカクヨムで執筆しようと思っておられる方や、それこそ初めて小説を書こうとされている方が何かヒントを得ようと読んでおられるのだと思います。
私のこの作品も最近全く更新していないにも関わらず、ご新規さんの応援やフォロー、PVなどをかなりたくさんいただいております。
ここで一つ疑問がありますよね?
注目の作品にもランキングにも更新情報にものってないのに、どうやってご新規さんが自分の作品に辿り着いたのか?
その答えこそ、エピソードタイトルにもあります『関連小説』なのです。
関連小説というのは小説の目次ページの下の方や最終話本文の文末にある他作品へのリンクの事なのですが、端的に言えば『今読んでいる作品が好きなら、この作品も好きでしょ?』的な運営が自動で表示しているオススメ作品です。
詳細は不明ですが恐らくジャンルやタグ、タイトルに含まれているワードなどから関連性の高い作品を表示するアルゴニズムを組んでいると思われます。
ですので私のように更新をしておらず、TOPページに全く表示されてなくても他の執筆系、カクヨム考察系の作品が読まれていたら、その関連小説の導線から私の作品に辿りつくご新規さんがいるということなのですね。
そして私はこの『関連小説』の導線力の強さが半端ないことを身を以て体験しております。
というのも私の作品の『~長い経緯』は、もちろん作品としてのレベルこそ全然ちがいますが、書籍化もして売れ行きももの凄いしめさば先生の『ひげを剃る。そして女子高生を拾う。』と同じラブコメジャンルで、おっさん×JKものという重要な要素も同じですし、先生からレビューを頂いている(もちろんこちらも)ことから『関連小説』に表示される頻度がとても高いのです。
『ひげを剃る~』の新刊情報がTOPページにのる度に、カクヨム版の『ひげを剃る~』も毎回一気にランキングTOPになるほど読まれるのですが、それにともなって私の作品も『関連小説』に表示されるわけですから、その時期は『~長い経緯』の作品もニコ動広告に乗ったレベルくらいフォロー数も評価もPVも一気に増えるんですよ。
まあこれが『~長い経緯』がどれだけエタっても全く埋もれない理由でもあるんですけどね(笑)しめさば先生ありがとうございます。作品を更新してもそれほど伸びないPVが『ひげを剃る~』が注目される度にその作品も目を疑う程一気に伸びますので💦
さて、『関連小説』の重要度を説明できたところでいよいよ本題に移りたいと思います。
先の例にもあるようにTOPページの一番目立つところに表示される新刊情報などで例えば『ラブコメ』作品が読まれている時期は『関連小説』の誘導線から同じ『ラブコメ』作品が読者へ螺旋状に広がって人気が一気にでるのです。
もちろん、新刊情報が切り替わったりするとそれも沈静化するのですが、今は中々沈静化しない大フィーバー中のジャンルがあります。それが『異世界ファンタジー』です。
『慎重勇者』のアニメ化が始まったことから、アニメからカクヨムに流れて来る読者がとても多く、作品自体も滅茶苦茶読まれております。ずっとランキング一位です。そしてこのフィーバーは短期的なものではなく少なくともアニメが終わるまでずっと続く筈です。
つまり『慎重勇者』作品ページの『関連作品』に表示されさえすれば、それこそ注目の作品や、ランキング入りも比べ物にならないくらい読者がその作品にも流れてくること間違いありません。3日間限定のニコ動広告すら凌駕するかもしれません。
無論『慎重勇者』の『関連作品』に表示されなくても、慎重勇者の関連作品の関連作品に表示されて読者が増えることもありますし、関連作品の関連作品の関連作品……という具合に一度人気ジャンルや人気要素に火が点けば限りなく誘導線は広がっていくことでしょう。
決して有名作品のマネをすることをお勧めしているわけではありませんが、少しでも多くの読者の方に読んでもらいたい方は、当分人気が静まることのない『慎重勇者』の関連性を意識して、カクヨム収益化やカクヨムコン5に向けた新作を練ってみては如何でしょうか?
~同日追記~
コメント欄で教えていただいた、関連小説が表示されているページの『作者がフォローしている作品』が関連小説にのりやすいのではないか?という推測は間違いないと思います。
皆さんもひょっとしたらと気づいた点がありましたらお教えください!
~11/22追記~
新たにコメントにて情報をいただいたのですが、ほぼ間違いなく同じ自主企画に掲載したことがある作品同士はお互い関連作品に表示される確率が上がるだろうと思います。私は自主企画にそれほど参加したことが無かったので盲点でした。
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