父として、男として、人として譲れない矜持

とにもかくにも主人公がカッコイイですねぇ~。
こういう積んできた人生経験に裏付けられた余裕ある学生が登場するオッサン若返り系の話は大好物です。
余命一年、身体能力の減衰、地に足の着いたバトル回など、よくある万能主人公ではなくあくまで今の自分にできることだけを粛々とこなしていくその渋さにシビレました。
ラストの駆け足感が惜しいところではありますが、それでもアッと驚く秘密なども巧みに絡められた素晴らしい物語であることに変わりはありません。

最後に、作者様自身もよく使われている言葉で締めくくらせていただきます。

長い作品でしたが、完結、お疲れさまでした。