守護天使

 舞台裏には幽霊がいるという。台詞を忘れたりアガッたりした役者を助けてくれるそうだ。ガストン・ルルーの『オペラ座の怪人』はそうした伝説が題材の一つになっている。
 演劇と同様、小説もまた『表現』の一環である。ならば、なにかしら助けてくれる存在がいても良い。
 本作に登場する二人と一羽は、無論幽霊ではない。そして、いつでもどこでも手を貸してくれる。いや、降臨するといって良いだろう。
 詳細本作。

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