どう受け止めるかで表情を変える作品

自分の時間の範囲内でなら未来がわかるようになった世界で、四年後に死ぬ少女が数百年という時間を持つおじいさんと交流するお話。

時間の譲渡をどうとらえるかで、優しさあふれるとも無情な話とも取れそう……。
自分の子どもの残り時間がわかっていながら自ら死を選ぶことは発想すらしない家族とか、未来がわかることによって不愉快や危険は避けられても、行動の選択の幅が広がるわけでもなさそう、とか……。

どことなく、うすら寒いものを感じるけれど、これは未来を知っているのは当たり前、という世界観に私の理解が追い付かないせいなのか……。


他の人がこれを読み、どう感じるのか気になる……。