概要
本に挟むのは、二人のやりとりが書かれた栞。
僕の好きな子はいじめを受けている。
多くの人から無視され日に日に憔悴していく彼女を、僕は放っておくことができなかった。
だから、彼女にとある物を渡した。
「ワタシ文庫」という栞。
読んだ本のタイトルや簡単な感想、読んだ日付をペンで書いて記録できる、紙の栞。
直接助ける勇気のない、こんな僕だけれど。
少しでも、話相手になれるなら。
少しでも、君の助けになれるなら。
多くの人から無視され日に日に憔悴していく彼女を、僕は放っておくことができなかった。
だから、彼女にとある物を渡した。
「ワタシ文庫」という栞。
読んだ本のタイトルや簡単な感想、読んだ日付をペンで書いて記録できる、紙の栞。
直接助ける勇気のない、こんな僕だけれど。
少しでも、話相手になれるなら。
少しでも、君の助けになれるなら。