フィルムの隅に

 昔、日本経済新聞の私の履歴書というコラムで、ある有名な映画監督の回想録を少しだけ読んだ。
 その中で、本人がまだ若かったころ、その当時ずば抜けて有名だった映画監督の助監督として働いていたくだりが出てくる。 その監督はなるほど優秀な人物として国内外から大変な名声を得てはいたが、助監督を物扱いすることが当たり前だと思っているような人間でもあった。
 本作は映画制作の舞台裏を描いている。 女優の二重の演技がとても巧みでオチを引き立てている。やっぱり プロにはかなわない。

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