混ざり、とろけて、甘くて冷たい

ごく日常的な女子高生のやり取り。
生じる友情、あるいは占有欲。
それには、チョコミントやストロベリーチーズやダークチョコのように、さまざまな色と味があるのでしょう。

彼女たちは、溶かし、混ぜ、それを流し込み、大人になってゆくのでしょうか。
あるいは、溶けて混ざれば、純粋なストロベリーチーズにはもう戻れないのでしょうか。
そうだとしても、ほんの僅かに残ったチョコミントが染めた青紫のそれを、ただ飲み干すしかない。

どのみち、甘いのです。