ちょっと読んだだけでも「ああ、なるほど」と理解できるほど、実力が測れる作品です。なるほど、これくらい書ければコンペでもいい線いくんだな、と分かります。それくらいソリッドで、隙がない文章ですね。…続きを読む
この物語は前書きで紹介されているとある施設で進みます。その施設に集められた人たちはいずれも哀れです。それでも彼らから誇りを奪うことはできません。読み進める読者は若い主人公とともに人間の奥深さ…続きを読む
冒頭は異世界ファンタジーの鉄板のような設定。ところが、読み進める内にじわじわと仕込まれた独自の世界観にはまり込んでいく…まさに計算され尽くした物語構成です。上手に伏線を張る、魅力的なキャラクタ…続きを読む
タイトルからは想像つかない、骨太のストーリーと、ファンタジーとは結び付かない介護というリアルな問題が絡み合っていて、普段ファンタジーを読み慣れていないわたしも楽しめました。英雄というものは、多…続きを読む
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