訳のわからなさに次ぐ訳のわからなさ。ひらがなから逃げろとはどない言うこっちゃ、と読み始めると、なるほど確かにひらがなから逃げています。しかもなかなかの緊迫感を伴って。個人的ヒットは「伊藤が砂糖」です。
作品紹介は簡潔に、そして危機を煽ります。本文も紹介に違わず、大混乱する現場を描写します。スピーディーに、そして雑なところがなく丁寧に。実に良質なパニックムービー。短いながらも心にひっかき傷を…続きを読む
ある日突然、ひらがなが襲いかかってきた。そのひらがなに触れた人間はみな、頭文字が同じものに変化させられる。たとえば「す」に触れたなら「酢だこ」「すいか」「スギ花粉」など。銃で撃っても傷つかない…続きを読む
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