ずっと一緒にいられたら

亡くなった人に会いたいと思うことがあるのは私だけではないはずです。
この話の主人公藍ちゃんも亡くなった初恋のお兄ちゃん的存在の優斗に恋心を抱いています。
小さなころから育んできた密かな想い、優斗が亡くなっても消えることのなかった想いです。
幼馴染の啓太も交え幽霊と人間の一風変わった三角関係が展開されていくのですが、藍ちゃんが鈍感といいますか、やっぱり鈍感といいますか(2回言った!)、中々渦中にいることに気づかないのですね。でもホント芯があっていい子なのです。

続きを読みたいのだけど、読みたくない。物語が終わってしまう……進むにつれて最後の方はそんな気持ちでした。
『ラストソングをあなたと』←素敵でピッタリなタイトルだと読み終えてしみじみと思いました。
前作から読んできた人にはもちろん、本作から読んでる人にも響く感動のラストです。

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