スメラギ色の空を遊弋する大型生物

「スメラギ」に傍点を振りたい気持ちです。
ひと息に読み切れる短編ながら、その奥に果てしなく拡がる世界感に圧倒されます。
目を閉じて想像する、空を覆うような大きな鯨の似姿をしたいきものが、ゆったりと電子の蒼穹をたゆたう姿。それにうっとりさせられます。
読み応えありますよ。