近未来/砂漠の街/二足歩行兵器/砂混じりの風/硝煙/感傷ゼロ

タイトル通りの戦場の日常を描く短いスケッチ。
なのに読み手は暴力的なまでにあの砂漠の街に連れていかれ、機甲猟兵の汗とオイルの匂いにまみれたコクピットに着座させられる。残酷さも血なまぐさも、マシンの中のモニタ越しでは感じないから、映画の主人公になった気分で、存分に敵の機動兵器を叩こう。
それが正しいことなのか誤りなのかは後でひとりで考えればよろしい。