頭をこねくり回して妄想しているのではなく、実体験ベースでお書きになっているのかなと思いました。ペペロンチーノもいいけど、洋ナシのタルト食べたい!導入部の化粧とひげ剃りのスピード合戦とか、北海道の冬とかも、リアルでした。お薦めします。
お店で出てくる料理たちの描写が魅力的で、読んでいるこっちまでお腹が空いてきちゃいます。多分今日のお昼は僕もペペロンチーノを食べると思います。会話のシーンがほとんどないのに二人の関係性とお店への印象が具体的に伝わってきて、暖かくて、羨ましく感じちゃいました!デートでイタリアンに。付き合って間もなかったらパスタの味なんて感じられないだろうなぁ。この関係性だからこそ感じれる味の感想があって…冬っていいですよねぇ
とあるカップルがイタリア料理店に食事に行くお話です。たくさんの料理が登場するのですが、どれもおいしそうな描写の料理たちで、読むとお腹が空いてくる作品でした。
とてもディテールの素晴らしいイタリア料理の掌編小説。料理小説の正しい効能は、読み手の鼻の奥に正しく料理の味を再現させられるか否かにある訳だけれど、本作はそれは見事にそれを成している。結果読み手である我々は、いますぐにでも雪の通りを乗り越えて、「ひさしぶり」とあの店に行かなくてはならなくなる。そうせざるを得ないほど見事なグルメ小説の一編である。グラッツェ!
もっと見る