第6話危機とレスレイ

 俺たちは、町の光景を見て絶句した。


「な、何があったっていうのよ⁉」

「な、なんだこりゃ⁉」


 俺たちの街、テンペートは焼け野原になっていた。


「どういうこった⁉何があったってんだ?」


 レントが大声で言う。俺は知天脳で、過去にこの土地にあった出来事を探ることにした。すると、意外なことが出てきた。


「おいおい、俺たちこれからどうすりゃいんだよ」

「ま、街が、私の、故郷が......」


 はっきり言うと二人はテンパっていた。取り敢えず、二人を落ち着かせることを専念しよう。


「二人とも落ち着け」


 二人がビクッとして、こっちを向いた。


「まずは野宿の準備だ。レント、手伝ってくれ」

「あ、ああ」


 俺はレントを引き連れて森へ向かう。


「リリアは朱雀と一緒にそこで待っててくれ」

「わ、分かった」


 そうして俺たちは森へ入っていく。


「な、なあカイジュ。ここに一体何があったんだ?」

「それも含めて全部後で話す。今は、今だけは取り敢えず忘れてくれ」

「そうか。親友がそういうんなら、そうするさ」


 それ以上は聞いてこなかった。俺もあの事実を信じたくないが。


「で、俺たちは何をしにここに来たんだ?」

「野宿のための薪を取りに来たんだ。あとは食料かな」


 早速獲物発見。と言いたいところだが、スライム立ったので、狩るだけ狩って放置することに。


「なあ、魔物が少なくないか?」

「ああ、あそこから離れ過ぎても困るから、一旦戻ろう」


 俺たちは、そう言ってもと来た道を振り返った。


「おいおい、つけてたのかよ、


 レントが言ったというのは、さっきから気配だけ感じ取れていた、凶悪な魔物だった。


「ありゃりゃ、まだ成獣でないとはいえドラゴンのお出ましとはね」

「でも、この大きさなら、目標よりも多くないか?」

「そうだな‼」


 俺は咄嗟に咎めの鞘から憤怒の法剣を抜き、ドラゴンに切りかかる。


「ギャオオス‼」


 ドラゴンは、ブレスを吐いてきた。


「んなもん効くかよ‼」


 俺は亜空間格納庫から暴食の魔鎌を取りだし、ブレスを喰わせた。そして、二つの武器で両断した。


「さすが、だな」


 レントは安心したように、その場に座った。


「休んでる暇はないぞ。早く戻らないとな」

「でも、これ誰が持つんだ?」

「勿論働いてない分はしっかり取り戻して貰うぜ?」


 俺は自分で言うのはなんだが、悪魔のような笑みを浮かべてレントを見やる。レントはひきつった笑みを浮かべながら、こう言った。


「はは、マジかよ」




「おーい、リリア」


 リリアが朱雀にもたれ掛かり座っていた。声をかけると、すぐにこちらを向き、何故かパッと笑顔になる。


「お帰り、二人とも」

「お、おう。どうしたんだ、急に?」


 何かがおかしい。何かあったんだろうか。だが、あまり詮索するのはよくなさそうな気がしたので、訊かないことにした。


「じゃあ、今日は野宿になるから準備するぞ。レントは朱雀を元に戻して、川に行って水を汲んでこい。リリアは、そうだな。俺と一緒に焚き火の準備だ」

「「分かった‼」」


 レントは朱雀をどこかに移動させ、俺の創った桶を持って川へ向かった。俺たちは、取ってきた薪で、焚き火の準備をすることにした。


「ねえ、カイジュ」

「どうした?」

「カイジュはさ、何でそんなに落ち着いていられるの?」


 俺だって事実を知った今も落ち着いていられなかった。俺が一人だけなら。


「まあ、俺まで焦ってたらお前らが心配だからな」


 俺は優しくリリアに言った。


「ふーん、そっか」


 それから、気分が落ち着いたのか、黙々と作業をしている。


「ふう、これでよし。あとはレントが戻って来るだけなんだが」


 そう言うと、噂をすればなんとやらっと、本人の御登場。


「随分早かったな」

「まあな」

「じゃあ、レントも早くこっちに来いよ。結界張るから」

「結界?」


 俺は前回の光明結界ではなく、別の結界を張った。名付けて、


「聖域‼」


 『聖域』と名付けたこの結界の効果は、中にいる生命を感知させず、外側から内側に干渉できなくするものだ


「す、凄い⁉カイジュは結界魔法も使えるのね」

「前よりも強化されてるな。これなら、朝も安心だな」


 朝も安心、というのは、前回光明結界を使った時に起こった悲劇だ。あまりにもグロかったので、思い出さないが。


「ま、これで一安心ってことで飯にするか」

「ええ、でも食糧は?」


 俺は、レントが運んできたドラゴンを、亜空間格納庫から取り出した。もうすでに解体するときに分けているので、あとは焼くだけだ。


「これって何の肉なの?」

「ドラゴン」

「エエッ⁉」


 レントは即答した。迷うことなく。


「どこにそんなのいたのよ⁉」

「森にいたから殺ったんだよ」


 レントが答えている間に、焚き火で肉を焼いていく。ちなみに殺したのは俺なんだがな。


「あんたたち、ほんと化け物よね」

「いや、俺よりカイジュの方が化け物だぞ?」

「確かにそうね」


 あいつら、俺に聞こえないとでも思って談笑しているようだが、全部地獄耳で聞こえている。


「はあ、でも、カイジュって何であんなに強いのよ」


 リリアが俺に聞いてくる。一通り焼き終わったので、肉を二人に渡しながら言った。


「まあ、それを今から話そうと思ってたんだ」


 ゴクリと息を飲む音が聞こえた。俺は大きく息を吸い、覚悟を決めた。


「俺のスキルが、凄いものなんだよ」


 リリアはめっちゃ驚いてる。これが真剣な話じゃなかったら絶対笑ってたな。


「まあ、ステータスを見せるのが手っ取り早いんだろうけど、取り敢えず説明するわ」


 俺は、想造について説明した。


「な、なにそれ。そんなのチートじゃない‼他の人の努力を、無駄にしているようなものだわ‼」

「リリアの言ってることは最もだ。でも、俺たちにも事情があるんだ。聞いてくれ」


 俺は、俺たち二人がこの世界へやって来たことについて洗いざらい話した。


「え......⁉う、嘘、でしょ......⁉」

「別に信じなくてもいい。ただ、俺がお前を信じているから話しただけだ」


 リリアは、口を開けて驚いている。無理はない。いきなり異世界からやって来たピョンとか言われたらそうなるっしょ。すると突然リリアが変なことを言い出した。


「さ、先程は申し訳ありません‼」


 リリアが跪きながら言った。


「お、おい‼いきなりどうしたんだよ、ふざけんのもいい加減にしろ‼」

「す、すみません‼」

「そう思うんならまずはその敬語を治していつも通りにしろ。そしてどういうわけか説明しろ」

「うっ、わ、分かったわ」


 リリアの変わりようにレントは思考停止している。


「その、えっと、カイジュは異世界から来たんだよね?」


 口ごもりながら話すリリアに少し戸惑いながらも、返事をする。


「ああ、それがどうかしたのか?」

「い、異世界から来た人は、皆凄い力を持っているから、『英雄』って呼ばれているの。だから、その、敬語になったというか、なんというか......」


 そういうわけか。でも、リリアの説明じゃ全く理解できないから、知天脳で調べることにした。


 そして分かったのが、一番最初にこの世界に召喚された人間がたまたま俺たちのもといた世界とはまた別の世界で、この世界のように魔物と闘う世界だったようだ。そして、偶然その世界の英雄が転移したので、異世界人を『英雄』と呼び、それ相応の態度で接しているようだ。


「そうか。でも、今まで通りでいいんじゃないか?別に俺たち特殊なスキルを持ってるってだけだし、レベルはお前より低いんだぞ?」


 というか、レベルに関してはまだあれから確認していないから推測で言ってみたが、多分レイブンとドラゴンを殺したことでかなり上がってるはずだ。


「わ、分かったわ。それで、そこで放心状態のレントはどうするの?」

「ん、そうだな。おい、起きろレント」


 俺はかなり弱くレントを叩いたつもりが、レントにとっては痛かったようで、すぐに跳ね起きた。


「ぐはっ、おい、何すんだよ⁉」

「いや、お前が寝てたからだろ」

「あ、すまん」


 リリアが放心状態だとか言っていたが、実は寝ていたのだ。


「で、カイジュは、この土地に起きたことがわかるんだろ?結局何なんだよ」

「え⁉そうなの⁉なら早く教えてよ‼」

「うるせえな。それを話すためにいちいち説明してたんだろうが」


 俺は、知天脳というスキルについて説明した後、ここに起きた惨状について話した。


「まず、調べた結果、ここはある生物に焼き払われたようだ」

「焼き、払われた......⁉」

「......まさかあのドラゴンに⁉」

「いや、あんな雑魚にできる芸当じゃねえ。ギルドマスターだっていたんだぞ」

「あ、そっか。じゃあ別のやつに」

「そう、それをやったのがユニークモンスターの『クリムゾン』っつう赤竜だ」

「クリムゾン......⁉ユニークのドラゴンって、それ、竜王じゃないの‼」

「竜王ってなんだ、カイジュ?」

「竜王ってのは、その名の通り竜族の王のこと。竜の中で最も強い奴に与えられる称号だ」


 勿論知天脳で調べたものだ。さすが知天脳。有能すぎる。俺の知らないことまで知ってるなんて、どうなってんだろ。

 

「な、何でそんなのがここを襲うのよ⁉何でよ⁉」

「おいカイジュ、そいつはどこに行ったんだ。今すぐ追いかけてぶっ殺す‼」

「二人とも落ち着け‼」

「何でお前はそんなに落ち着いていられんだよ‼」

「はあ、取り敢えず話を聞け。それから文句でも何でも言えばいいさ」


 俺がそう言うと、二人は押し黙った。つくづく似てんな、こいつら。


「あの竜について調べようとすると、何故か何も出てこないんだよ」

「「え⁉」」

「どうやらあの竜には何らかの守護魔法がかかっているらしい」


 知天脳にも載っていた。情報を遮断するような効果を持つ守護魔法が実際にあるらしい。多分それがあいつにかかっているんだろう。


「何よそれ、そんなのおかしいでしょ」


 リリアが呆れたように言った。


「だから、レベルを上げて、あいつに勝てるくらいに強くなろう。いつあいつに会っても戦えるように」

「うん」


 リリアは泣きそうになりながら言った。


「じゃあ、俺はレベル上げに行ってくる。レントとリリアはそこに居てくれ」

「お、おい待てよ。俺も行くぞ‼」

「ダメだ。この結界は俺が死んだら消えるんだ。もし俺が死んでしまえば、リリアはモンスターの餌食になる。だから、もしもの時のために、傍に居てやれ」

「わ、分かった。でも、死ぬなよ」

「ああ、じゃあ、行ってくる」


 俺は結界を出て、走って森の奥深くへ向かった。しばらく走ると、あいつらの姿も見えなくなった。


(よし、強くなるために、走りながら想造しよう)


 俺は走りながら、集中する。二つのことを同時にやるのは初めてじゃないが、結構きつい。取り敢えず、新しい武器を創ろう。


 竜と言うことは空を飛べるということ。つまり、遠距離からの攻撃のできる武器を創らなければならない。真っ先に思い付いたのは銃だったが、この世界には存在しないものだったので、弓を創ることにした。


(もうイメージは決まってる‼想造‼)


 完成したのは、アビスで創られた漆黒の魔弓だった。


(銘は、『色欲の魔弓』だ)


 色欲の魔弓。矢を必要とせず、誘導・誘惑・誘引を可能とする、俺の新たな大罪武器だ。


「よし、魔物も出てきたことだし、こいつを試してみるか」


 目の前に出てきたのは、褐色の体に巨大な腹を持った怪物、『ドン・オーカー』だ。オーカーというのは、オークの中でも腹が大きくなり、しもべに全てを任せた怠惰な生物だ。つまりこいつは、オーカーの首領ドンというわけだ。


「さて、いい獲物を見つけたわけだが、俺がもっと強くなる礎になってもらうぜ‼」


 俺は、色欲の魔弓を構え、標準を近くにいる複数のオークに向け、モードを誘導に変更した。


「おらよ‼」


 色欲の魔弓から放たれた矢は、オークに突き刺さると、ドン・オーカーの目を、オークに向けさせた。そして、ドン・オーカーは、オークに食らいついていく。


「ふう、うまくいったぜ。次は戦闘しながら想造だ‼」


 俺は、今もオークを食っている巨体に向けて、憤怒の法剣で斬撃をいれた。だが、その巨体を傷つけることはなく、剣は弾かれてしまった。


「ッ‼くそが‼」


 傷つかないならもう仕方がない。俺は色欲の魔弓の標準をドン・オーカーに向ける。


「喰らえ‼」


 色欲の魔弓から、電撃を纏った矢が打ち出された。矢は、ドン・オーカーの体に深く突き刺さり、体内へ無限の電流を流し始める。これは『誘導』の応用で、電磁誘導を使って電気を発生させ、矢に纏わせ放ったものだ。


「ギオオオ‼」


 ドン・オーカーは絶命した。


「ふう、日本の知識がなかったら本当に死んでたぜ」


 オークとドン・オーカーの死体が目の前にある。何故か、グラトニーの、暴食という言葉が目に浮かぶ。


「はあ、運動したあとは腹が減るんだな」


 俺は、電撃により焼かれたドン・オーカーの肉に食らいつく。


「グア‼ゲ、ゲエエエ‼」


 突然催された吐き気。急いで知天脳と体調把握の症状の欄を確認する。症状は吐き気としか記されていない。あとは、知天脳だけだが、


「はあはあ、マジかよ」


 オークの肉は食えるらしいが、オーカーの肉は、不純物質が多すぎて、というか、その肉体自体が不純物質だから、食うことができないらしい。


「はあ、さっきは想造できなかったし、こういう事態に直面したときのために、想造するか」


 さっきの暴食は、グラトニーからの何らかのメッセージだったのだろうか。取り敢えず、何かを創らないと、不味い。や、ばい。意識が......。




(ッ‼これは⁉殿に何かあったのか⁉)


 魔界で、グラトニーとともにレベル上げをしていたレスレイは、カイジュの危機に気付き、転移魔法をカイジュの近くへ向けて発動した。


「殿‼」


 着いた時にカイジュの意識は既になかった。レスレイは、カイジュの症状を一瞬で把握し、毒魔法を発動した。


「あ、あんた、カイジュから離れなさいよ‼」


 目の前には、見たことのない赤髪の少女が立っていた。カイジュ、殿の名前を出すということは、殿の知り合いだろうか。だが、構っている余裕はない。すぐに、毒魔法で治療しなければ。


「毒創造」




 何かを呟いたレスレイに、リリアは困惑していた。目の前にカイジュに何かをしようとしている男が立っているというのに、足がすくんで動けない。何かのスキルだろうか。いや、これは恐怖だ。未知の相手、自分よりも圧倒的に強い相手への恐怖。


「ま、待ちなさい‼」


 必死に振り絞った言葉も、あいつは聞いていない。レントの目を盗んでせっかくカイジュのあとをつけていたというのに。


「治療は終わりました。どうぞ」


 ふいに、男にそんなことを言われた。カイジュの方へ行け、と指図している。


「う、分かったわ」


 カイジュの方へ歩いていくと、静かに眠っている。男が何かをしたようには見えなかった。


「あ、あんた、名前は⁉」


 振り返ると、もう男はいなかった。でも、今が好機なのかもしれない。あの変な男がいないうちに戻らなければ。


 リリアは、寝ているカイジュをおぶって、結界の方へ走り出した。




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レスレイ ❮LV. 74❯ ❮職業:暗殺技師アサシン・グリード❯ ❮種族:悪魔❯

❮ステータス❯

生命力:3770

体力 :3850

筋力 :3850

敏捷 :4520

知力 :4330

魔力 :3970

魔放力:3290

幸運 :37

❮耐性❯

毒属性無効,毒無効,石化無効,物理攻撃耐性(熟練度:4),精神攻撃耐性(熟練度:3),火属性耐性(熟練度:1),氷属性耐性(熟練度:2),雷属性耐性(熟練度:1),悪環境耐性(熟練度:7)

❮スキル❯

金属錬成,金属加工,転移,毒創造,毒加工,拳撃(熟練度:2),蹴撃(熟練度:2),飛び道具攻撃(熟練度:5),毒属性魔法(熟練度:1)


カイジュ ❮LV. 121❯ ❮職業:魔神将❯

❮ステータス❯

生命力:12840

体力 :12980

筋力 :12800

敏捷 :12770

知力 :13000

魔力 :12720

魔放力:12000

幸運 :1260

❮耐性❯


❮スキル❯

悪魔使役(従者数:2),想造,知天脳,地獄耳,神眼,感知妨害,体調把握,結界魔法,火属性魔法,転移,念話,亜空間格納庫,?????


色欲の魔弓 ❮武器種:魔弓❯

❮材料❯

アビス

❮特性❯

誘導,誘引,誘惑,可視線化,属性付与




❮カイジュについて❯

 本作の主人公寿魁鷲は、他のキャラクターと違う点が幾つかあります。

 一つ目は、性格です。他のキャラクターは、人間的な常識のある性格を持っていますが、カイジュだけが、どこかおかしいですね。そんなところまで気付いていただけたら幸いです。これが、これからの物語の伏線になるかもしれないので、しっかり物語をおさえておいた方が良さそうです。

 二つ目は、能力です。異世界での職業が固有職とはいえ、決して人がなるものではありません。そのため彼は、強力な力と引き換えにあることを失っているのです。それは、経験によるスキル・耐性の獲得です。設定ですが、本作でのキャラクターの全てが、何かを経験し何らかの条件を満たすことで、新たなスキルや耐性を得ることができます。ですが、カイジュのステータスを見れば分かる通り、耐性は無し。スキルも自分で創ったものしかありません。これが、カイジュの、魔神将の最大の弱点であり、他と異なる点です。

 そのカイジュが、これから成長していく様を、物語の進展を、こう御期待‼


『可視線化』について

 可視線化という特性は、その武器を持つことで周りの生物の視線を可視化するものである。

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