街のどこかで生きている人たち

隣すれ違ったOL。
電車で隣に座るサラリーマン。
ざわめく居酒屋でお酒を飲む大学生たち…

この人たちも自分と同じ今を過ごしているんだと、すんと感じた。

この小説に出てくる人たちは、どこか自分の周りにもいそうな人たちばかり。

愛くるしくて、会ったこともない彼らをとても好きになった。

だから70話があっという間で、もっと続きを読ませてとさえ思ったぐらいだ。

・・・・・

「好きってなんだろう」
「愛するってなんだろう」
と時々思う。

それは考えてもわかるはずがないのかもしれない。

「好き」や「愛」というものに出会って、向き合って、体感しなければ。

いつか出会いたいな。
素朴にそう思えた素敵な物語でした。

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