第2話 『東奔西走』
第一話『貧乏くじ』のダメ出しを受ける
※という設定で全てフィクションです。
※作者の感想と内容は若干別物です。
※二話通してどこまで作者の計算かは想像にお任せします。
「桝屋さん、これダメだよぉ」
編集担当が頭を抱える。
「いや、面白いよ。人間じゃなく神様ってとこを主役に持ってきたのもある意味切り口いいし。でもさぁ、これはなぁ」
編集担当が頭を抱える。
「まずこの村人ってあれでしょ?ジャン◯のアレで、この小学生ってサンデ◯のアレでしょ!それはいいの。それはいいんだけどさぁ」
編集担当が頭を抱える。
「なんでマガジ◯も出さないかなぁ。普通さぁ、ジャン◯・サンデ◯ってきたらマガジ◯でしょ!きっと読者も期待してたよ!マガジ◯!下ネタ役員とかさぁ、アレと色々被ってるアレとかさぁ、なんでいまさら漫画化したのかわからないあの物語とかさぁ。これ批判のコメント殺到だよ!」
編集担当が頭を抱える。
「いや、もしさ、もしよ。それができないんだったらさぁ、アレだよ!ジャン◯の中の人とサンデ◯の中の人と、ね?わかんない。N◯Kのアレ!」
編集担当が頭を抱える。
「アレだよ!N◯Kの忍者のやつで声優繋がりでさ!?ジャン◯がきり◯、サンデ◯が◯太郎。ほら、後一人は?」
編集担当が頭を抱える。
「しんべ◯だよ!たしかに中の人とマガジ◯繋げるのは難しいだろうけどさ、ちび◯る子のお母◯んとかクレし◯の◯サオ君とか色々あったでしょ!もー、なんでそーゆーとこ気が利かないかなぁ」
編集担当が頭を抱える。
「で、次。いやね、わかるよ、桝屋さんの気持ち。異世界感ってゆーか非日常感ってゆーかそうゆーの出したかったから、わざわざ難しい漢字使って昆虫を揶揄した表現持ってきたんでしょ?でもさぁ、気持ちはわかるけどせめてルビ振ろうよ。これ読んだ人、きっと読めてないよ。雰囲気でスルーしてるよ」
編集担当が頭を抱える。
「いやね、俺はわかるよ!俺は!漢字検定準一級持ってるから。でもさ、蝉はわかっても蚯蚓とか蟷螂なんて誰も読めないよぉ。へ?俺ならルビ振るかって?俺なら振らないよぉ。読めるもん。漢字検定準一級持ってるから。これ読めないって批判のコメント殺到だよ!」
編集担当が頭を抱える。
「あとさぁ、ちゃっかり『君の名◯。』出してるでしょ!ね!そこ!桝屋さんの作品さ、場所がどこかわかんないから岐阜にしよ!ね、わかんない?あっちもこっちも駅出てきたでしょ?出発が飛騨古◯駅とかにして降りたとこを東京新◯とかにしとけばさ!……へ?どこですかって?もしかして桝屋さん、『◯の名は。』観てないの?」
編集担当が頭を抱える。
「いやね、わかる。わかるよ、桝屋さんの気持ち。確かに綺麗だったよ、絵。アニメーションも絵画的だったしスゲーって思ったよ。でもさ、内容はさ。『物語の構成内容じゃなくてアニメーションが評価されただけ』って言いたいのわかるよ!俺も思った。これドラマでやったらクソだなって。途中から展開もラストも想像できて且つ当たったしね。でもさぁ、そこはさぁ、観に行った人多くて人気作なんだからさぁ、媚売っとこうよぉ。ね、やっぱり聖地とか入れとかないと批判のコメント殺到だよ!」
編集担当が頭を抱える。
「でさぁ、ここが問題なんだけどさぁ。このくだりってデスノー◯でしょ?またジャン◯でしょ?良くないよぉ、ジャン◯贔屓はぁ。だったらせめてここはマガジ◯だよ!ここでこそマガジ◯だよ、わかる?」
編集担当が頭を抱える。
「いやね、わかるよ、桝屋さんの気持ち。でもね、きっとデスノー◯知ってる人からはツッコミくるよ。『神って殺せるの?』って。桝屋さん、ちゃんと読んだん……え!読んでないの?」
編集担当が頭を抱える。
「いやね、わかるよ、桝屋さんの気持ち。他にもどうなのって箇所あるよ。それに書いてるラブコメよりも短編の方が評価されてぐぬぬって気持ち。わかるよ。わかるけども、直すところはちゃんと直そう。じゃないと批判のコメント殺到だよ!」
編集担当が頭を抱える。
「一月中だよ?間に合う?間に合わしてよぉ!自主企画終わっちゃうからぁ!え?構成とか文章とかのダメ出し?そんなのできないよ、俺。そんなスキルねぇもん」
編集担当が頭を抱える。
「東奔西走って意味わかるぅ?『ある程度物事が解決するのわかっててあちこち駆け回る』ってことだよ!できるよね!東奔西走できるよね!」
桝屋千夏は思った。
この担当こそが貧乏くじだ、と。
貧乏くじ男、東奔西走 桝屋千夏 @anakawakana
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