ああ、これはあれですね、うん、読んでください

前半、というか最後ちょっと前までスルスルスルと読んじゃうんです。
本当に読みやすくてね、その場にいるような感じ。
絵も自然に浮かんで来る。
書かれていないけど、どんなご飯が出たのかなとか、想像できちゃう。
そこの景色とか、温度とか……色? 色ですね、色がわかる。
それくらいスルスルと進むんですよ。

で、それが最後の最後で方向性が90°変わっちゃう。
なのに変じゃないんですよ。
ああ、そういうことなんだ――って変に納得しちゃう。
親友っていいね。
この人、きっと毎年来るんだろうね、ここに。
実家はおまけかな。