概要
ゴミ集積所の前で分別の看板を「むむむ」と睨んでるツナギ服の少女に恋した
中学三年の冬の事だ。
放課後、僕は近所に住む同い年のウエシマと住宅街の路地を歩いていた。
路地の角を曲がると、我が家の斜め向かいにあるゴミ集積所の前に、少女が立っていた。
少女は灰色のツナギ服を着て、両手に白い軍手をはめ、コンバットブーツを履いていた。
少女の指先が、ゴミ集積所の曜日分別指示の看板を指していた。
「むむむ」といった感じで分別の看板をにらむ横顔を見て、僕は一瞬で恋に落ちた。
それが銀河を股に掛けた大冒険の始まりだった。
少年と少女が宇宙を旅する話です。
放課後、僕は近所に住む同い年のウエシマと住宅街の路地を歩いていた。
路地の角を曲がると、我が家の斜め向かいにあるゴミ集積所の前に、少女が立っていた。
少女は灰色のツナギ服を着て、両手に白い軍手をはめ、コンバットブーツを履いていた。
少女の指先が、ゴミ集積所の曜日分別指示の看板を指していた。
「むむむ」といった感じで分別の看板をにらむ横顔を見て、僕は一瞬で恋に落ちた。
それが銀河を股に掛けた大冒険の始まりだった。
少年と少女が宇宙を旅する話です。