澄んだ聖女の愛と、真っ直ぐな彼の心と言葉が、ただ胸を打つ。

読者様へ、第八章からが本番です。

第 八 章 終 盤 か ら が 本 番 で す の で 心 し て く だ さ い (ラウドボイス)

……と言ったところで何が何やら、と思われますので少し補足をば。

作者様も認めていらっしゃるように、清純派ヒロインと口と手癖は悪いけれど心根の優しいヒーローとの、はいはい定番のキッスファンタジーね、と思われる方が多いと思うのですが、この作品の真価が発揮されるのは(個人的には)第八章から。
(それまでももちろん楽しく読ませていただきましたが)

序盤で、ヒロインと主人公の関係がどのように変化するのか、先の展開が読めても主人公・トキの言葉と痛切で真っ直ぐな想いには胸を震わせられずにはいられない。

他のキャラにしても、真っ直ぐな心で、理屈っぽい言い回しも何もなく、小細工抜き(?)の直球な言葉で人の心を(良い意味で)殴って来るキャラたちばかり。

ちなみに、読者久遠悠はドグマとマドックとロビンとアデルが好き(ぇ?)
と同時に、ここ終盤で一気に主人公・トキ氏に対する好感度がうなぎのぼり。
ラストのラストで誰を好きになるかは現時点では不明という、見事にダービーのていをなしております(どうでもいい余談)

物語は泣いても笑ってもラスト一話(2020.5.30時点)

どうか「ラクリマの恋人」の世界に生きる人々が、前を向いてその時を生きていけますように。

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