男女のユーモラスな会話が、星の流れる夜空の下で交わされているという光景が素晴らしいです。会話から関係性が見えてきて、思わずにやついてしまいました。主人公が語る「月」の意味が明かされるラストの文がまた印象的でした。
星の数ほど男と女がいるなら、この世で出逢えるなんてもう奇跡。大人のふたりがウイットにとんだセリフで、読者を酔わせてくれます。WEB小説で、こんな素敵な恋愛小説が読めるなんて感激です。こちらの作家さんの短編は本当に隙がない。うまく言えないんですけど、大人っぽくて真理の欠片をストーリーの中に混ぜている方だと思う。☆ ☆ ☆星降る夜。ロマンティックな大人の時間。星の数ほど男と女がいるなら、……目の前にいる君がそう、運命でしょ。
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