最初はただの少女と少年の何気ないエピソードだと思えたけど、所々にあるちょっとしたことで気づいていく。文の構成もよく読みやすい。
はじめは外の描写、女の子の描写が少なく、少し違和感を覚えたが、すべて読んでみると“あえて”そういう書き方をしたのだと気付かされた。
ストーリーも優しくてすてきでしたが、言葉のチョイスや表現がとてもやわらかく、優しげで、改行の間もとても心地よく……読み手の想像を膨らませる、美しい童話でした。
ちょっと前に読み終わっていたのですがどうも感想を書くのが難しく、戸惑っていました。簡単に書くと、背筋がぞくっとするほど素晴らしいと感じたのですがそれを言葉にしようとすればするほど、うまくいか…続きを読む
「人」とは、何を指すのか。本が読めて、自分たちの存在を見て確認しあえて、単純な『仲良し』ができたら、「人」なのか。じゃあ、「そうじゃない」者たちのことは何と呼べばいいというのか。異物?外れ…続きを読む
もっと見る