ゴブリンスレイヤーを見て冒険者のアンチパターンまみれで興奮した話

この記事は TRPG なんでも Advent Calendar 2018 への寄稿記事です。


https://adventar.org/calendars/2901

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あまりひよこはアニメを見ない。余力があまりにない。

だが、ゴブリンスレイヤーはなんか気になったので見た。好き。

とりあえず一話の前半半分みたら好き。好き好き。大好き。

初めて SW2 をやったときのことを思い出したりした。

ファンタジーものでダンジョン攻略を試みる際、とるムーヴのアンチパターンを沢山見せてくれているのがたまらない。


一話を眺めつつ「あー、これはまずいムーヴだ」と思ったのをつらーっと書いていく。

なお、一話はニコニコ動画などで無料で鑑賞可能。二話目以降は有料。

https://www.nicovideo.jp/watch/1538618167


※閲覧の際はちょっとえっちなシーンや流血描写等もあるので注意。



02:20

前衛2人に後衛1人、回復力がないのは不安だなぁ、と思った所に神官をさそう「渡りに船」感が好き。


03:20

ここでオブジェを見てセージとかが判定していたらまだよかったんだろうなぁ……としみじみ思う。賢者がいても能動的に「これって……何かわかりそうかな?」しないといけないんだよな、と改めて感じさせるワンシーンで好き。


03:45

既に前衛2人が前、後衛2人が後ろという後ろからの不意打ちに対応できない陣形なのがあわわってなる。後ろに前衛を一人置いて後ろからの攻撃に備えるのはセオリーである……

こういう陣形だと後ろから攻撃され、回避能力も装甲も足りない後衛がタコ殴られたりして泣くのだ……


04:20

ダンジョン内で大声で会話は場所を知らせているかのようでちょっと怖い。筆談はいいぞ


04:50

ポーション類を調達していないという圧倒的不安……借金してでも持っておくのだ。

回復魔法は回数制限があるのと、誰でも使えるわけではないのでパーティ分断とかの事態に対応できるポーションは買っておくのだ。


05:20

前衛が先行して先に進んじゃうのはあまりに危ないのでだめぇ。後衛が餌食になるわよ。

要所要所で部屋を探索すると安全確保とかにつながったり良いもの見つかったりするのでやるといいのよ……!


06:00

※多分この先見るのはちょっと耐性がないと辛い気がする


07:20

事前の情報収集とか魔物知識とかの大切さを教えてくれるなぁ、って感じる。事前の情報収集とかシステムによっては魔物知識判定とかしていれば毒だってわかるんだろうなぁ。


09:50

前半終了



ここまで見て「自動車免許更新や新入社員向けセキュリティ教育のビデオみたいだな」「冒険者ギルドで登録直後の冒険者に見せる注意喚起の資料みたいだな」としみじみと感じて興奮してしまった。そういうゲームをやったことがある人ならば「これではいけませんね」「大声を出す、薬がない、剣を天井にぶつけるのは問題外です」「どこが悪いのかお分かりですね」とコメントをつけたくなること請け合いで良い。


とはいえ結局以下くらいなのだが。

 ・要所要所で調査しようね

 ・背後からの襲撃に陣形を整えて備えようね

 ・敵の情報を取得する手段を用意しようね

 ・回復役は2人以上用意して冗長化しようね


これからソードワールドとかやる人はこの辺をやっておくと「おっ、慣れているな」感が出て楽しいかもしれない。


なお、天井に武器をぶつけた「洞窟で振るうには長すぎる武器」の問題はあまりみかけないのでスルーするものとする。あえて言えば「メイン武器とは別にサブ武器も携帯しておくと良い」程度だろうか。



なお、後半や2話目以降はゴブリンスレイヤー先生によるお行儀のよろしくない確実な勝ち方講座になるので、コンセンサスが取れていない卓ではあまり真似しない方が良いのである……ただ、ゴブリンスレイヤー先生による問題点解説もあるので見てみるとわくわくすると思う。

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