この物語の根底にあるのは何なのか? それが特に気になりました
- ★★★ Excellent!!!
この世界観には、原典となる何かがあるように感じました。
独特のルビ振りや、人と竜の繋がりを何度も強調させる部分がそれです。
——何の神話が原典なのでしょう? 個人的にそこが一番気になりました。
良い点を挙げるとすれば、語彙力です。この作者さんは描き慣れている人なのだとすぐ分かると思います。
そしてストーリー。
海賊を攻撃した竜がハルから咎められ、追放宣言されるストーリーなどが特にそうですが、どこから実在の神話を思わせるようでした。
気になった部分としては、
『次元の裂け目』など、あまり説明されてない要素が使われて話が進んでいくので、置いてけぼりになる部分も感じました。
ただ、そんな点も気にならなくなるほどのファンタジー作品です。
おススメします。