正しさを貫こうとする少女と傍観者から変わろうとする少年

間違ったことを見過ごせないゆえに周りと衝突してしまうヒロイン、星川響。

周囲に対して消極的だった主人公は彼女と同じ学級委員になることをきっかけに近しくなっていき、時にはブレーキ役として彼女と同等以上の存在感を持って活躍するようになります。

しかし、そんな彼女は自分の正しさを実現するために予想もつかない「ある行動」にでてしまい、そのとき主人公は自分のするべきことを見つめ直すことになるのですが……。

思春期の少年少女たちの理想と現実がぶつかるさまを繊細な文体で描いています。
また二転三転する驚きの展開も魅力の一つです。

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