気づけば毎日読んでる。辛い月曜の朝さえ乗り越えられる。

かねがね、僕の尊敬するカクヨム作家さんが激推ししてるので気にはなってました。
ある時、こちらの作者さんが僕の尊敬する作家さんのキャラクターを将棋の駒にして描いてらしたんですよね。そこから「面白そうな人がいるぞ」と気になって読み始めたのですが……。

面白い。こういう日常エッセイは、日頃の何気ない場面をどう切り取るか、みたいな観察眼が求められる節はありますが、その辺はあまり冴えるところなく。代わりにとてつもなく伸びている能力が「面白おかしく書くこと」。これがすごい! 

「迷惑メールが来ました」みたいなまぁ普通に転がしても面白くなる話は、冴え渡る文章で想像の四倍くらい面白くなりますし、「男性がブラの試着できることが気になります」みたいなちょっと政治色というか、ジェンダー論とか社会論とかが挟まりそうなネタさえトゲが出ることなく丸く、しかも作者さんの自己主張をした上で面白い。

なーんて、上から目線の評価はさておいて。

僕、とある病気から、午前中は憂鬱なのですがこのエッセイに出会ってから毎朝目覚めが楽しみなんです。特に冬季に差し掛かるにつれ症状はひどくなるのですがこのエッセイに出会ってから例年比でとても朝が快調。朝目覚めるのが楽しみになるエッセイって素敵じゃないですか? 目が覚めたらカクヨムの通知が来ていて「やった!」ってなるんです。これからも宇部さんには無理のない範囲でこれを続けてほしい。そういう願いも込めて⭐︎を送ります。

また、宇部さんの周りにいる人がいいんですよ。今のところご家族と職場の方しか確認していませんが(何せ量があるので全部は読めてない)、みんな宇部さんがいいところを見ているからでしょうね、「僕のそばにもこういう人いてほしい!」ってなります。そういう意味では羨ましくも、幸せにもなれる。

それから宇部さんの優しさですよね。意味分からん案件にも持ち前の笑いのセンスでマイルドにして、でも考えたり読者の意見を持ち上げさせたりするレベルには真剣さも残してる。茶化しすぎないって感じですかね。そういう意味でも素晴らしい。

緩く、でも「好きだから」書く。これがきっと名作の秘訣なのかなと。

これからも毎朝の楽しみにしてます。宇部さん、応援してます。

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