ラノベの自由度と可能性はまだまだあると思わせてくれた作品！

昔――小学校高学年くらいで読んだ児童文学の、不思議な物語に引き込まれていくドキドキ感と、大人になっても尚楽しめる魅力的なキャラたちの軽妙でちょっとブラックな掛け合いが織りなす物語はいかがでしょうか？

いいお話でしょう？　余裕の実力だ、構成力が違いますよ。

17歳の余命宣告された魔女見習いの底抜けの明るさがあるのに、信念じゃないけど生き方の筋が通っているから感情移入もできるし、彼女が楽しければ読んでる方も楽しくて笑っちゃうし、悲しむ部分では思わず涙腺が緩んでしまう。
そして登場するキャラたちも、穏やかな物語と自然に調和していて誰もが好きになれるキャラたちばかり。本当に心の底からオススメしたい感情急転直下ジェットコースターなエンタメ作品でした。

そんなわけであっという間に第1部（地方都市ラピス編）を読み終えてしまいました。
コンテストの同期なので……と社交辞令的に読みに来た半日前の自分をぶん殴ってやりたくなりますね。セリフ回しの才能に嫉妬だよ……。

引き続き読ませていただきます！