不思議の国の海兵隊 ~衛生兵と書いてスライムと読むことの何が悪いってんだ? 

作者 高城 拓

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★★★ Excellent!!!

物語の形式もさることながら、まるで映画のような雰囲気のある文章。タイトルのように映画(ドキュメンタリーのような)を観る気持ちで読める小説です。
海兵隊など軍隊モノが好きな人にはオススメしたいです。登場人物が異世界モノで言えば魔王側のような人達が多いのと、それぞれの種族の特性を活かした戦い方も必見。
是非御一読あれ。

★★★ Excellent!!!

ミリタリー×ファンタジーって数からして少ないんですけど、それを現代地球風にしたものは間違いなく本作くらいではないかと。
それでいて「あー、なんとなくわかるわー」と思うような違和感のなさ!
なんでおなじみの亜人とかモンスターがアメリケンな世界でフツーに兵隊やって中東で戦争しちゃってるの?と思うのはひとしきり読み終えた後と来たら、もうすぐにでも読むしかないでしょうよこれは。
最高にハッピーなトリップが君を待っているぜ!

★★★ Excellent!!!

 |天界【ヴァルハラ】から R.A. ハインラインと大サトーの魂を召喚して、「よし、お前ら流の今風な“なろう”小説を書け! 501 の|魔女【ウィッチ】どもをフレーバーとして振りかけるのを赦してやる」って言っちゃった感じのお話。映像化するなら、イーストウッドを呼んでこないといけないので、ちょっと大変。

★★★ Excellent!!!

野郎共!これがどんな小説か知りたいのか?
ならば教えてやろう!
ぶよぶよしたスライムが海兵隊に入って色々やる(意味深)話だ!
え?スライムが海兵隊になれる訳無いだろって?そんな無粋なことを言う奴はPush ups 300回だ!行け!
おーそうだ言い忘れていた。訓練や戦闘、そして日常のシーンはまるで本物を見ているようだ!それだけ臨場感がある!
気になった奴は今すぐにプロローグから全部、皿のソースまで綺麗にベロリと舐め取り尽すように読むんだ!
あと、黒耳長(ダークエルフ)だとか女淫魔(サキュバス)だとかが好きな奴もだ!そういう奴は今すぐ3回読み直すんだ!
分かったか!?

★★★ Excellent!!!

ツイッター上での企画で拝見いたしました。

ファンタジーに登場するモンスターによるミリタリーものとの発想に、まずなるほど、そうくるかと思わされ、現実の国々をモチーフとした舞台設定も興味深かったです。
洋画を見ているかのような骨太の筆致もみごとで、即書籍化できるレベルとうならされます。

当方の企画の時間的な都合上、1話のなかほどまでとなってしまって申しわけないですが、モンスターの設定をどのように活かした展開になるのか気になりました。

★★★ Excellent!!!

Hooryah!
兄弟諸君、これは我々の為の物語である。
妖怪やらエルフやら悪魔やらが当然のように人間といる世界
古くは水木しげるワールド、もしくは椎名高志ワールドでも良い。
そういった世界にドップリハマった我々の為の物語だ。
そこにミリタリーを混ぜれば、そんなもん面白いに決まっているのだ。
クセはあるし、というよりクセしかないが
合わない人間にはトコトン合わないだろうし
ベタというベタが騎兵突撃をかましてくるが
大口を開けてすべて飲み込め。
細かい事がチラリと頭をよぎったらスクワットして忘れろ。
大丈夫、二、三話読めば君もぶよぬめ野郎が好きになってる。
四話、五話と進めばぶよぬめ野郎を応援してるだろう。
というわけで、こんな駄文で読む気になってしまった諸君にゴッドスピードを。

★★★ Excellent!!!

本作は、おおよそ三つのドラマジャンルの要素を含んだ作品だと言える。

一つ目は、漢臭さが充満した『ミリタリー戦争ドラマ』

二つ目は、空想ファンタジーのモンスターたちが数多く登場する『ファンタジードラマ』

そして三つ目は、消えかけている命の灯を消すまいと奮闘する者を描く『医療ドラマ』

どれも脈絡がないように見えて、しかし本作はいずれの要素もバランスよく、かつ高いバランスでくみ上げられた、非常に緻密なプロットの作品だ。


まず主人公の設定からして奇抜だ。ジョニー・ジャクスンは海兵隊に所属する衛生兵であり、敵兵と殺し合いをしながら味方の治療も行う、相反する二つの役割を担う兵士だ。そして何より、彼は人間ではなくスライムだ。DQのようなかわいいマスコットではない。むしろMTGの方に登場しそうな文字通りの軟体生物だ。

では彼は勇者の経験値の足しにされそうな雑魚かと言われたら、まったくそんなことはない。海兵隊仕込みの戦闘力は本物で、ライフルを持たせれば砂漠の向こうからやってくる敵兵を撃ち殺せるし、スライムの身体の特性を活かした治療も施せる。とても有能な衛生兵だ。

そして性格はシニカルでリアリスト、それでいてどこか繊細さも持ち合わせる、スライムである設定を忘れてしまいそうな人間臭さにあふれている。


そんな彼を中心に、エルフやオーク、吸血鬼といった個性豊かな海兵隊員たちが織り成す人間(モンスター?)模様は、時に現実を反映した差別や偏見にドキッとさせられつつも、ともに生き延びるという最大の目標に向かって一致団結していく様を描いている。



そして彼らが戦う戦場もまた、他の戦記物に比べて実にユニークだ。そもそもスライムがマシンガンを構えて戦地を駆けずり回るだけでも面白いのに、そこに当たり前のように魔法使いがドラゴンがいる。こんな光景、ワクワクしないはずがないでしょう?

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