コンセプトがすごく面白いです。主人公の、霊や死に対する考え方がすごくカジュアルな感じがします。さらに言えば、上司が、主人公の特異体質や事情について、さも当然のようにしているというのも、他ではあまり見ない面白さだなと思います。
殺人課の特務班に所属する『カロン』こと『朧川六文』刑事。たった三人しかいない未解決事件専門の部署で働く彼は、『不死身の肉体』と『死者と対話できる』チカラを持っていた。死神と契約して死の淵から現世へと…続きを読む
本作は筆者の永遠のテーマである、生者と死者の関係を、これでもかと渾身の筆致で描ききった大作である。 主人公朧川六文は、とある事情から死神と契約を結び無念に死んだ犯罪被害者の迷える魂を、再び輪…続きを読む
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