魔王の存在意義

 世界にとっての必要悪としての魔王の存在。これは斬新かと思いきや、タイトルは忘れましたが同じカクヨムのエタった作品にあったのを思い出しました。
 パクリだ、と言っている訳ではなく、純粋にそれと比べて、同じネタでもこちらの方が完成度が高いと思った次第です(まあ、エタったのは論外なんだが)。
 魔王、数多の作品の中で登場し勇者(多くは主人公)によって討ち滅ぼされてきた存在。古くは意味も無く世界征服を目論む舞台装置としての存在でしたが、最近では魔王の存在意義というか定義をしっかりと表現する作品が多くなりました。
 その結果、主人公と和解し、人間と魔族で棲み分けるなんて展開が乱立してますが、本作品は必要悪としての魔王なので和解は難しい。それをどう料理するのか楽しみです。

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