若い世代が、苦悩しながらも自分の可能性や能力を信じて、前に進んだり困難を乗り越えたり、そんな小説が書きたいと思っています。その一方で、よくわからないものを書い…
その赤ちゃんはくるくると回る円盤の存在に気付いていました。しかしその時にはまさか自分が将来それに乗ることになるとは思わなくて……。SFかと思わせる書き出しから始まるこの掌編ですが、引き込まれて…続きを読む
赤ちゃんなりに母親の様子を察してたり、本当に昔から繋がりのある地域の知り合いの人だったりと、子ども視点での世界の温かさを感じます。真相がわかった後も何故かファンタジックに感じる不思議な読後感。
かつて、人は誰しもが赤ん坊だった。その時の記憶を、果たして我々はどこまで保持できるのだろう。この物語の主人公は、赤ちゃんだ。だから回る円盤を見ても、あれが何か聞くことはできない。ただ、「あー」とい…続きを読む
最後の落とし方が綺麗だと思いました。また、全体的に詩的雰囲気ある文体も好きです。
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