揺らいでいるのは世界

喪った最愛の女性。そして失った記憶。指先をすり抜けていく、ものみな全てを象徴するかのように硝子の魚たちが煌めきながら導いていく。
揺らいでいるのは、世界。それとも……。
得体の知れない焦燥と不安に急き立てられながら、物語は辿り着くラストへ疾走していきます。

美しく幻想的な世界に惑乱される陶酔を、ぜひ、あなたにも。

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