愛すること。大切な誰かを想うこと。

妖怪が見えてしまうがゆえに周囲となじめず、孤独に泣いていた少女にはじめてできた『友だち』は、妖怪の少年『木葉』だった――。

友情から恋へ。恋から愛へ。確かな絆と決定づけられた未来。変えられない明日を、それでもふたりは、自分の足でえらびとってゆく。自分たちの未来を、自分たちの意志で――。

切なくてかなしくて、だけどとても力強い、やさしくてあたたかい物語。読後の余韻が心を震わせます。

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