したいです！購入！

小説でラジオを表現するというのは
例えばフライドポテトで殺人事件を表現するような、難易度が高く、遠回りな挑戦に思えます。
身も蓋もないことをいってしまうと、普通にラジオを聞いたほうが早いし、殺人事件は小説で読むのが一番ですし、フライドポテトだってケチャップをつけて食べたほうがおいしいです。
それでもこの物語から目と耳が離せないのは、ここでしか聞けないラジオと、ここでしか見ることのできないドラマがあるからです。
もうちょっとAmazonの海外業者みたいな口調で評価するなら──
素晴らしいキャラクターとストーリーはどんなに私たちを興奮で力強くしてくれるでででしょう課！
興奮して私はこのキャラクターとストーリーは愛しているし、今から楽しみでぬ！
まだ買ってないけど、商品の発送は早く、海外に届きまめ！
交換は何度でもできで、可能すうでそう。したいです！購入！
（参考資料：Amazonの怪しいレビューより）
そうそうAmazonで思い出しました。
私、ネットで公開されている作品から一定以上の感銘を受けると、そこで読むのをやめて、つづきは書籍で楽しませてもらうようにしているのですが、こちらの作品、まだ書籍化していないのですね。
何かの間違いでしょうか。
だって、Amazonの商品検索欄に『ふつお』まで入力したら、入力予測に『ふつおたはいりません』って出てくるじゃないですか。
でも、商品は出てこないじゃないですか。
念のため、ブックウォーカーや『ふつおたはいりません　書籍化』で調べても、求める答えが表示されません。
なぜです？
メディアミックスこそ至上とはいいませんけれど、これほどの作品が、書籍化、アニメ化、ラジオ化されていないのは違和感を覚えます。
したいです！購入！