概要
世界が目覚める前に話をしよう
「夜しか歩けない」僕と「日の当たる場所」が好きな君が会えるほんの数時間だけのお話。
短編になります。
短編になります。
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!夜と朝の狭間にある空の下で、君と話す物語
「僕はこの時間が好きだった。朝とも夜ともつかないこの時間は世界は止まっているように感じられるからだ。」この部分、凄く共感できます。この時間帯は、人も車もなく、空気も澄んでいて、ディストピア感があるんですよね。主人公は対人関係に難儀してそうなので、世の中から切り離されたような感覚は、一種の救いにもなっているんじゃないかなと思います。
主人公は日課の早朝徘徊。女の子はランニングの途中に丁度出会ったのかな。女の子は日に焼けているので、室外でやる競技。もしかしたら陸上部かもしれない。そして、声をかけたのは女の子からだったりして。積極的な女の子のアプローチで、主人公は心を開き、お互いの共通項である物…続きを読む