ジェットコースターのように目まぐるしく、ハイスピードで駆け抜ける群像劇

酒と女とカジノの街にそびえる摩天楼を舞台に、ちょっと、いや、結構おかしい人々がてんでバラバラ好き勝手に、しっちゃかめっちゃか動き回りながらも一点に向かって駆け抜けていく、カオスかつシュールかつハイテンションなコメディ作品です。

色々と拾ってしまう天然受付嬢や、脚力おばけの受付嬢、思ったことをなんでも口にしてしまう社長秘書、泣き虫な財閥社長、怪盗逮捕に燃える捜査官、エリート然としたその部下、そして怪盗紳士。
こうした個性的な人物を怒涛の勢いでもって、しかも高頻度で視点を変えながら描きつつ、謎や伏線もばら撒いて、そして最後には綺麗に収束させているのは本当に見事ですし、気持ちがいいと思いました。
しかも面白い。ぐるぐる回って、すとーんと落っことされる。すごい。
是非とも、主要視点人物の出揃うchapter.08まで、まずはご一読してみてください。

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