養成所を経て業界最大手のプロダクションから遂にデビューを果たす、めぐる。
彼女とは対照的に、かつて地球と呼ばれていた星で闘技場の選手をしていた、ファウ。
二人のデビューをきっかけに開催されるプロアマ不問の個人リーグ戦。
その激闘の中でアイドルたちが、それぞれが胸に抱くアイドルの姿を目指す物語です。
前半は天才的な格闘センスを持ちながらアイドルというものを全く知らないファウが、他のアイドルたちとの戦いや交流を経て、アイドルというものを学んでいく。
後半は大型新人ながら彼女に完敗を喫してしまっためぐるの苦悩と葛藤。
そして二人の新人アイドルは再びステージの上で相まみえ――。
ファウとめぐるを主軸としていますが、他のアイドルにもちょくちょくスポットが当たり、群像劇のようなテイストとなっています。
熱い物語でした。とても面白かったです。
続きを読んでみたくなります。
世界観が好きですね。
大破壊により人類は宇宙に進出していたり、アイドル文化もその影響で私たちが知るものとは様変わりしている。
異能力プロレス的な興行になっているだけではなく、世界的に重要な意味もあったりなんかして。
あとドラゴンも出てきます。
さりげなくSF要素あったりするの好きです。
白熱のバトルも良かったです。異能力が多種多様ですね。
個人的にはスウィーツランドが好きですね。攻略法も含めて。
カードで衣装チェンジしたり、攻撃によって奏でられる歌で戦勢の優劣がわかるところは従来のアイドル要素を上手く取り込んでいると思います。
特に後者は「あー、そういう手もあったか」と感心いたしました。