魔法少女の定義とは

地球におとずれた最大の危機。宇宙からの侵略者に立ち向かうのは、ひとりの魔法少女――のはずなのだけど。

この魔法少女、魔法をつかいません。己の鍛えあげた肉体ひとつで、宇宙から送りこまれる魔獣を一瞬で肉塊に変えてしまいます。そのあまりにバイオレンスでスプラッターな戦闘スタイルのせいで、人々はからはこう呼ばれるようになりました。魔法少女アマゾネス――と。

いろいろおかしいです。めちゃくちゃです。腹筋よじれました。遅読のわたしが、ほぼ一気読みしてしまいました。

基本ギャグ小説です。が、じつはいろいろ素敵なものが詰まってます。だからついホロっときたりキュンときたりします。とてもズルいタイミングできます。

主人公とヒロインと、それぞれの戦う理由とか、お互いへの想いとか、そういうものに裏打ちされているギャグだから――なんていうんでしょうね。とても安心して笑えるんです。

笑いと感動と――そして、可愛いとかカッコイイとか、切ないとか時々黒いとか(笑)いろいろ規格外で、いろいろ素敵なものが目いっぱい詰まってます。

ぜひ。ほんとうに、ぜひ! 読んでみてください――!!

その他のおすすめレビュー

野森ちえこさんの他のおすすめレビュー1,944