本当に大切な人と自分の気持ちに気付くとき

主人公が過労で倒れたことがきっかけに、故郷に戻ってくるという物語ですが、そこに至るまでの経緯が中々心苦しく感じました。
しかし、家族や隣人の青年のお陰で、彼の心と体が段々と回復していく様子が、丁寧に描かれています。
反発しながらも、嫌いにはなれない相手と、どうなっていくのかが気になって、ドキドキしながら読み進めました。