概要
体育祭。それは、オレが最も忌み嫌っている堂々一位の鬱イベントである。
神様、仏様、キリスト様、その他そういう類のありとあらゆるもの。兎にも角にも、今日という決戦の日に雨を降らせてくださった偉大なる力の持ち主に、オレは全身全霊で感謝の念を送る。
速水 俊は今、これ以上にないってぐらい猛烈に、貴方様に感謝しています。
何故なら今日は、本来であれば体育祭だった日。オレが数ある行事の中でも最も忌み嫌っている堂々一位の鬱イベントだからだ。
アンニュイな表情を浮かべながら、内心では恵みの雨に猛烈に感謝していたところ、悪友の百瀬から聞き捨てならない重要情報を耳にしてしまった…!
「雨宮 琴音。普段は超陰薄いから今の今まで忘れてたけど、今日雨降ったのは、絶対あの子のせいに違いないよ」
*この作品はエブリスタにも掲載中です。
速水 俊は今、これ以上にないってぐらい猛烈に、貴方様に感謝しています。
何故なら今日は、本来であれば体育祭だった日。オレが数ある行事の中でも最も忌み嫌っている堂々一位の鬱イベントだからだ。
アンニュイな表情を浮かべながら、内心では恵みの雨に猛烈に感謝していたところ、悪友の百瀬から聞き捨てならない重要情報を耳にしてしまった…!
「雨宮 琴音。普段は超陰薄いから今の今まで忘れてたけど、今日雨降ったのは、絶対あの子のせいに違いないよ」
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おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!恵みの雨をくれたのは
体育祭。一年に一度行われる学生にとっての一大イベント。自分はその体育祭が大っっっ嫌いでした!
この話の主人公である速水も、体育祭なんて無くなれと思うくらい大嫌い。そんな彼に奇跡が起こりました。そう、体育祭が雨で中止になったのです。
そんな大げさなと思う人もいるかもしれませんが、嫌いな人にとってはある意味テストよりもなくなってほしいイベントなんですよ。
中止になった時の速水の様子は、同じく体育祭が嫌いな人なら大いに共感できるでしょうし、そうでない方は嫌いな人の気持ちを理解するきっかけになるでしょう。
ですがこのお話、単に体育祭が中止になって良かったねだけではもちろん終わりません。甘酸っぱ…続きを読む