恵みの雨をくれたのは

体育祭。一年に一度行われる学生にとっての一大イベント。自分はその体育祭が大っっっ嫌いでした!

この話の主人公である速水も、体育祭なんて無くなれと思うくらい大嫌い。そんな彼に奇跡が起こりました。そう、体育祭が雨で中止になったのです。

そんな大げさなと思う人もいるかもしれませんが、嫌いな人にとってはある意味テストよりもなくなってほしいイベントなんですよ。
中止になった時の速水の様子は、同じく体育祭が嫌いな人なら大いに共感できるでしょうし、そうでない方は嫌いな人の気持ちを理解するきっかけになるでしょう。

ですがこのお話、単に体育祭が中止になって良かったねだけではもちろん終わりません。甘酸っぱいボーイミーツガールな物語でもあるのです。
雨女と呼ばれる雨宮さん。速水にとっては恵みの雨でしたが、彼女にしてみれば決して嬉しい事ではありませんでした。そんな彼女に速水は何と声をかけるのか?
終わり方も非常に微笑ましく、読み終わったら自然と顔が綻んでいました。

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