創作七転八倒ダイアリー

「続編」を読んでもらうには？

ワタクシ、カクヨム上で『帝国寄宿学校の少年』という小説を書いております。これは『アジェンナ国物語』というシリーズの第二部で、先に書いた『妖怪の村の小さな学校』の続編に当たります。

続編である限り、どうしても最初の物を全部読み終えてない方にはなかなか読み来ていただけない……というのはありましす。

最初は迷いました。

『続編』という形で分けるのではなく、何百話も続く長～い作品として、一つにまとめる、という事も。

しかしそれでは読みにくいだろう、という判断のもと、一区切りついた所で「続編」という形を取る事にしました。

長い物語を最初から最後まで読み切っていただくのは大変な事。

以前あるロシアの方から、「『戦争と平和は平和だけ読んだ！』」と言っていたのを聞いた事があります。つまり戦場の場面はすっ飛ばしてヒロインの恋愛の場面だけ読んだらしいんです。（逆の人もいるでしょう）。そんな感じで、読者様の好みに合う場面だけでも読んでいただきたい！

私の小説は、『妖怪の村の小さな学校』は『二十四の瞳』を意識した（つもり……）田舎の学校ものになのに対し、続編は寄宿学校もの。全部読んでもらうのは大変でも、寄宿学校の話が好き、という方にはそちらだけでも、という思いがあります。続編だけ読んでも話が分かるように書いてきたつもりです。

しかしどのような策を取ろうが、長編は進むに従って読者の数が尻すぼみになるのはいかんともし難い……。

でも映画の場合、「最終章」や「ファイナル」が一番ヒットする……なんて事もあるではないか！

ワタクシも『鬼滅の刃』はテレビ観てないけと映画見たぞ！

もちろん、最初の方も続編も両方読んで下さる方は本当に本当にありがたいです！

ただ、シリーズものになると、本当に最初から最後まで全部読み切っていただくのは本当に大変な事だと思うので（嬉し過ぎて涙がでてしまう……！）続編、続々編だけでも読んでいただく秘策は無いかな～と考え中なのであります……。