このお話は連作中の大きな物語の一部となっています。 主人公は真面目で朴訥な農民です。でも時代の大きな流れに巻き込まれて、農業だけをやっていられなくなるのですが…… 何だか南の国で本当にあったようなお話でした。読んで行くうちに、好きなことだけして生きていける人は、本当に幸せなんだなと強く思います。まぁ、現実社会でそんな人は一握りなんでしょうけど。 このお話の終わり方は、ちょっとハードボイルドでした。生きて行くのって、本当に大変ですねぇ。