家族や仲間との、温かい物語

“殺し屋”にスカウトされた主人公の苦悩が実に等身大でありふれていて、共感しやすい。

“殺し屋”仲間は、主人公よりももっと苦難を受けた人達もいて、葛藤と抱えている。でも、それが主人公の悩みがちっぽけな下らない事だ、っていう意味ではない。嫌な事は嫌だ、っていう当たり前の事を、どちらの方がどうだ、って比べるのは端からおかしな話なんだ。

“殺し屋”仲間にも、“依頼者”にも、“執行対象”にも色んな人間がいる。その人達と関わって、主人公が彼だけの等身大の悩みにどう向き合っていくのか。

様々な事を考えさせられる、いい作品です。

その他のおすすめレビュー

aninoiさんの他のおすすめレビュー5