最後のオチに、思わず笑った。

 高校のスクールカーストの最下位辺りにいる主人公が、思いもよらぬ方法で、一発逆転を狙うという、実に面白い作品。
 主人公の男子高校生は、小柄で華奢、猫目で色白な、少女のような容姿をしていた。そんな主人公は男子から「男子にあらず」という目で見られていた。それが悔しくてたまらない主人公は、ある日、この容姿を逆に利用して、見下してきた男子たちを騙そうと考える。この容姿を逆転の発想で武器に変えた主人公に、男子たちは次々に撃沈する。
 そんな中、カーストで見下したり、男子的な事で馬鹿にしない、いい奴が主人公の罠にかかってしまう。これには騙した主人公も、さすがに良心の呵責を感じる。そして、主人公はコイツにだけは、騙していたことを伝えようと呼び出すのだが……⁈
 主人公の発想と、スクールカーストの底辺から上位へと変わる様など、随所に笑えるポイントがあり、最初から最後まで楽しく拝読しました。

 是非、ご一読ください。

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