大傑作である『異世界刀匠魔剣製作記』の作者様の完結済み作品ということで、高い期待を持って読ませていただきましたが、期待を上回る素晴らしい物語でした。一人ひとりが魅力的なキャラクター達が、絶望しか無い世界で精一杯生き、そして未来への希望を託して死んでいく。綺麗に物語が終わっていて大満足の読後感ですので、第一話が気に入った方は、是非最後まで読んでください。
結論を言えば90年代の良質SF映画の様な完成度且つweb小説の中でも傑作の部類に入る作品。舞台は文明崩壊後の近未来でミュータントと呼称される大小様々な異形の化物が闊歩する世界観ですが、本質的には…続きを読む
こんなに魅力的な物語が読めるとは思ってなかった。荒廃した世界の片隅で、絶望的な状況に愛だけをささえに抗う二人の物語。そうそう!こういうのが読みたかった!!文明崩壊後の荒廃した世界って、こう…続きを読む
魔法も神の奇跡もないのだから、生存の難しい過酷な世界で重症者も死人もまぁ出るのだが、密かに思ってた相手がいざその立場になった時…。安易な異世界ハーレム物が氾濫する中でとても硬派(?)な内容の作…続きを読む
ディアスとカーディルの二人きりの世界は純粋で、それでいて痛みに満ちている。まるで鬼束ちひろや尾崎豊の痛々しく美しいラブソングのように。パンドラの箱からあふれ出た絶望に満たされた世界で、最後に残っ…続きを読む
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