戦国時代の侍達がお城ごと異世界に集団転移して痛快に無双する物語

戦国時代の侍達がお城ごと異世界に集団転移して大暴れすると言う、珍しいパターンの物語で、侍側、異世界側ともに魅力的なキャラクターが多数登場し、文章も非常に読み易いです。

今後の展開が楽しみな作品です。


以下、蛇足の補足。

中世風の異世界人から見ると狂っているとしか思えない、侍達の生死観や倫理観。
覚悟がガン決まりした侍達から見ると、温いとしか思えない、異世界人の生き様。
双方がカルチャーギャップにとまどう様が、とても面白いです。
170話辺りまでは侍側の戦果が圧倒的ですが、それは諜報戦を含めた戦略と、戦術レベルで局面の集団戦闘力が優っているためであることが明確に説明されており、チートアイテムとしての黒色火薬と魔法については、双方にメリットとデメリットがあって、戦力が一方的にならない構造も良いです。

侍側の戦力(集団戦の優位性、黒色火薬の威力、忍者の諜報能力、兵士数の不利)を理解した上で、魔法の利点と兵士数の優位性を踏まえて戦略を立てて対抗すれば、異世界側も十分に対抗できるので、今後、どのような戦いが繰り広げられるのか楽しみです。

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